本と漫画と時々主婦

好きな本と漫画のことについて書きます。時々主婦っぽいことと本業(理学療法士)のことも書きます。

A案とB案しかないと厳しいぞ

こんにちは。

本と漫画を愛する主婦、がみさんです。

 

きっかけはTL

差し障りあるのでツイートはそのまま載せられないが、ある日こんなツイートが流れてきた。

投稿者は男性。

 

「育休明けの妻。残業できないと上司に復帰前に伝えていた。ところが上司からは『君だけ残業していない』と面談で責められた。ひどすぎる」

 

ざっくり言ってこんな感じだった。

リプ欄やリツイート欄の反応は様々だったが、大別すると2つの意見が多かった。

 

①奥さんが気の毒。旦那さん(投稿者さん)も心配ですね…。

 

②旦那さん(投稿者さん)が家事育児を負担し、週に1〜2回は奥さんが残業すればいいのでは?

 

これらの反応に対して、投稿者さんが再度投稿したのがこんな感じのツイート。

 

「自分は週3回はお迎えに行っている。仕事から帰ってからが育児の本番である。妻や自分がワンオペの日を作ればいいということか?夫婦2人で育児をしたほうがいいに決まってる」

 

自分のことを鑑みる

私がフルタイムで働いていたのは長男が1歳から2歳にかけてだった。職場から保育園は遠く、退勤時間きっかりにタイムカードを押してダッシュで退勤していた。

それでも保育園に着くのは18時ギリギリで、大体私は一番遅いお迎えだった。

道が少しでも混んでいたり、悪天候であれば延長保育決定である。

報告書や計画書、カルテは昼休み返上で作成し、勤務後の勉強会や研修は参加困難。

退勤時間ギリギリに病棟が電話がかかってきても延長保育は決定。

ヨロヨロになって迎えに行くと長男の体調が怪しい。受診するにも病院はもう閉まっている時間。

とにかく毎日毎日が綱渡りであった。

 

残業まではいかなくても、退勤ジャストじゃない勤務には憧れた。夕方から来る外来患者さんもしっかり評価できるし、報告書も作れる。

堂々と研修会には参加できるし、関係各所への連絡も落ち着いて行える。

せめて1時間、17時半に退勤するのではなく18時半に退勤できたなら……。

職場はみんなゆっくり帰っていた。みんな通勤10分くらいのところに住み、実家や義実家が近かった。

 

うちの夫の意見も聞いてみた

うちの夫は会社員。一連の流れについて意見を求めてみた。

「そりゃ奥さんの上司が悪いでしょ。最初に残業できないって聞いてたのにそんなこと言い出すのはおかしい」

 

そう、一番悪いのは奥さんの上司。

そりゃ誰が見たってそうだ。

 

けれど、立場の弱さに関してはどうだろう。

 

育休明けの人間は立場が弱い

上司のタイプにもよると思うが、上司と交渉&戦うにはすごーーーく根気と忍耐、勇気もいる。正面切って戦えばどうなるか……

 

一度も急な休みをとらず、フルタイムで働き時には残業もこなす人と、休みがちで残業はできない人。

 

過程を加味せず、結果だけを見ると発言権には差が生まれる。

「はがねのつるぎ」と「ひのきのぼう」くらい差がある。

夫は「はがねのつるぎ」しか持ったことがなく、私は出産してからは「はがねのつるぎ」を捨てて「ひのきのぼう」しか持ったことがない。

人によって持てる武器は違い、人によっては武器をもちかえなければならない。

 

「バラ色の聖戦」(ネタバレあり)を読んで思うこと

主人公の真琴は専業主婦ながら努力でモデルを目指し始める。真琴の夫、敦司は銀行員。妻が新しい世界を広げることが気にくわない。

敦司は夫は外に出て働くもの、妻は家をしっかり守るものという考えが根深く、2人の考えは交わらない。

 

物語の途中で2人は離婚。

敦司は家庭的な女性、陽子と再婚。陽子は敦司に何も文句を言わずにサポートする。家事育児を完璧にこなす。

 

ところが異変が。

敦司は脳出血を発症し、日常生活に支障はなくなるまで回復するが銀行の仕事についていけず、「仕事もできないのに高い給料もらってる」と同僚に陰口まで言われる始末。

 

思い悩んだ敦司は陽子に相談。

銀行をやめ、個人でトレーダーとして在宅で働きたい。収入が安定しないので、陽子にも働いてほしいことをお願いする。

ところが陽子の答えは思いもかけないもの。

 

「私は家のことをするという約束で結婚した。私が働くというのは約束に反したものだ。自分は家事育児を文句も言わずに行い、約束を守ってきた。

自宅で働くなら自分たちを養うだけの経済力を確保してほしい」

 

今まで前妻に「妻たるもの家を守るもの」と強制してきたのが、今度は自分が「夫たるものしっかり働くもの」という呪縛に囚われてしまうのだ。

 

夫は仕事、妻は家。

夫は残業、妻は定時。

 

2択しか選択肢がないと「家族を守る」という大きな目標を達成するのが厳しくなると思う。

 

まとめ

 

今回のTLの件。

長期的に見れば転職や配置換えをしたほうがいいだろう。

だが短期的に見ると奥さんの立場を守るなら奥さんに残業してもらうのも一つの手だと思う。

自分の立場を、築き上げた武器を捨てるのは誰だって嫌に決まってる。

あとは想像だ。立場を守らなければいけない人のことと、立場を変えなければならなかった人のことを。

くれぐれも「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない」と言い放つ王妃にはなりたくないものだ。

 

ここまで読んで頂き、ありがとうございました!