こんにちは。
本と漫画を愛する主婦、がみさんです。
久しぶりに本の紹介!
どどん!!
「さよならしきゅう」です。
以前Twitterでおすすめもした漫画家・岡田有希さんの実体験。不正出血から婦人科を受診。子宮頸癌が見つかり、入院から手術と闘病の記録を淡々と客観的に、笑いを交えて描かれています。
見どころ
1話ごとの緩急の付け方が上手いので、「とにかく読んで」しか語彙力生まれないのですが、
10話で岡田さんがお友達の「あやのさん」に癌を打ち明けた時のあやのさんの対応が素晴らしすぎます。
まずさ〜『癌』って言葉が良くないから呼び方変えようよ‼︎
このセリフからスタートします。
呼び方を…変える……?
疑問符が浮かんだ人はコミックス買おうな!
軽くなく、それでいて深刻になりすぎない対応の仕方に気持ちが軽くなります。
見どころ②
「さよならしきゅう」続編がありまして。
闘病エッセイは入院中の出来事に焦点が当てられることが多く、最後は「退院して終わり」が定石かと思います。
医療ドラマでも「退院して終わり」のことが多いですしね。
けれど我々(リハビリ)は知っているはずです。
「退院がゴール」ではないことを…。
「退院してからも生活が続いていく」ことを…。
「さよならしきゅう そのあと」では退院後の生活をあれでもか!これでもか!!と掘り下げて描かれています。
特にオススメなのは6巻。
岡田さんは乳がんの疑いのため、再度受診することになります。
初めて子宮頚がんになった時は死ぬ心配ばかりしたが、今回は生活の心配をしてた
病気になると、シワ寄せがいく生活。
家族誰にでも役割があって、欠けると生活が上手く回らなくなります。
その回らなくなる生活がいかに大事であるか、生活を続けていくのが山盛りの小さな事で積み重なっているのを教えてくれます。
まとめ
私自身も子宮関連で2回手術台に上がった身。
今も卵巣が腫れてるので経過観察で通院中です。
ちょっと変だったら後回しにせず病院に行こうぜと言いたい。乳幼児のお母さんは通院も大変だと重々承知していますが…!
ここまで読んで頂き、ありがとうございました!