本と漫画と本屋さんを愛する主婦、がみさんです。独断と偏見のもと、好きな漫画と本をぐいぐい押しつけていくスタイルのブログです。時々別の話題も挟みます。
「とにかく王道。主人公が修行の末に強くなり、仲間と共に敵を倒していくお話が読みたい」
そんなあなたにおすすめします。
「鬼滅の刃」
です。
アニメ化もされ、現在本誌、単行本ともに最終決戦へ突入しています。私は単行本派でしたが、先の展開が待ちきれずジャンプのバックナンバーを最新まで揃えました。
「鬼滅の刃」は人外である「鬼」と人間の戦いの物語です。主人公の竈門 炭治郎(かまど たんじろう)は一話目で家族を惨殺され、唯一生き残った妹は鬼にされてしまいます。妹を人間に戻す方法を探すため、そして家族を惨殺した仇を探すため、「鬼殺隊」という組織に与することになります。
この漫画は傍観者でいることができません。
「いやー漫画だし。フィクションだし」
言えません。主人公の炭治郎を通し、私たちは平穏な生活が尊いものであるかを知ります。平穏な生活があっさりと崩れ落ちることを痛感します。
生きている者が殺された人間の仇をとる。言葉にするのは簡単です。その間、生者は死者に訴え続けます。守れなくてごめん、ごめんなさい、自分だけが生き残って申し訳ない。
主人公が修行の末に強くなり、仲間と共に敵を倒していく。その道は明るくはない贖罪の道だがひたむきだ。平穏な日々が愛しくなる。「鬼滅の刃」はそんな漫画です。
未読の方、まずは3巻まで読んでください。
それではまた!